家を創る人から、家に暮らす人まで。私たちは住まいに関わるさまざまな方に、快適とビジネスへの可能性をご提案します。

環境統合デザイン論環境統合システムとは>井水放射冷却・外気予冷システム
井水放射冷却・外気予冷システム
「井戸水」を使い、最少エネルギーの投入で快適さをつくる。
井水放射冷却・外気予冷兼用システムは、井水を利用して室内空気と表面温度を冷却するシステムです。浅井 戸ポンプによって地下より組み上げた井水(夏季18〜22℃程度)を床下に設置されたファンコイルユニットを通して外気と熱交換することで露天温度以上に 昇温させ、その井水を壁面に内蔵された断熱材と潜熱蓄熱材に挟まれた熱交換パネルに流すことで、室内壁面からの放射冷却効果を狙うものです。また、同様に 屋外より導入された空気をファンコイルユニット内で井水により、冷却・除湿させ、床下を通じて室内に冷気として導入されるしかけとなっています。
開発者:東海大学 高橋達 準教授
設計者:有限会社ZO設計室一級建築事務所
ファンコイルユニット
ファンコイルユニット
給気ダクト
給気ダクト
潜熱蓄熱材
潜熱蓄熱材

従来のエアコンの消費電力が、約 1500W なのに対して、 井水放射冷却・外気予冷システムの運転時の消費電力は、わずか 300W。
プラズマテレビの消費電力より低い電力で、心地良い体感を生み出すことができます。
排出するものは、壁を通った水のみで、この水も景観水として利用した後に井戸へと戻すことで再利用することが可能です。

300W=エアコン1台の約1/5の消費電力+エアコンを超える快適性 ※一般的な家庭用空調機器 1500Wとの比較
日射遮蔽・冷気導入兼用システム排熱・断熱兼用システム井水放射冷却・予冷システム
teamnetウェブサイトへ