エコロジー住宅とは何か?

二つの側面があります。

一つめは、地球環境問題を解決する上で
我々が社会的使命として取り組まなければならない
住宅であること。

そして、二つめは、
自然が与えてくれる恵みを
五感で感じることのできる
「豊かさ」「快適さ」「健康」を追求した
住宅であるということです。

こうしたエコロジー住宅を
誰もが当たり前に実現するための支援を目的にした
非営利組織が『エコロジー住宅市民学校』です。

世田谷は樹齢100年以上の樹木が残っていたり、自然環境に恵まれた地域です。こうした世田谷の自然環境は、夏の外気の異常な上昇を抑え、心地よい涼風をつくりだし、私たちの生活を快適にしてくれる「天然の空調装置」であると言えます。

そんな「天然の空調装置」も宅地としての土地活用によって年々失われています。

より豊かな生活を求めて建てたはずの自分の住まいが、実は自分の身近な自然環境を無くし、ひいては自分自身の生活の快適性を損なう結果を招いています。

こんなくやしいジレンマを何とか断ち切れないか?そんな想いから、この市民学校はスタートしました。

この市民学校の目的は、太陽や、風、樹木などの自然が与えてくれる豊かな恵みを暮らしに取り入れるノウハウを学び、実践することです。

別の言い方をすると、外の環境が豊かになればなるほど住まいの中の生活が快適になる、そんな住まいづくりを実践することです。

こうした暮らしの工夫が、私たちの住まいの中に自然を復活させる。小さな自然も実践者が増えれば大きな自然へと育っていく。そして、街の「天然の空調装置」は保全され、私たちに豊かな恵みをフィードバックしてくれる。皆さんも、そんな可能性を思い描いて、是非参加して下さい。

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